使い方ガイド

区分マンション投資シミュレーターの入力項目と、結果の見方について解説します。

1. 基本入力項目

シミュレーションに必要な最低限の情報です。この4項目を入力するだけで、すぐに結果を確認できます。

購入価格(万円)

物件の購入価格を入力します。諸費用(登記費用、仲介手数料等)は含みません。

例: 2,000万円の物件なら「2000」と入力

想定家賃(円/月)

賃貸に出した場合の月額家賃です。周辺相場を調べて現実的な金額を入力しましょう。

例: 月8万円なら「80000」と入力

広さ()

物件の専有面積です。管理費・修繕積立金の自動計算に使用します。

例: 25㎡なら「25」と入力

駅徒歩()

最寄り駅からの徒歩分数です。将来的に空室率の推計に使用予定です。

例: 徒歩7分なら「7」と入力

2. 資金計画

ローンに関する設定です。初期値は一般的な条件が設定されていますが、実際の条件に合わせて調整してください。

ローン金利(%)初期値: 1.8%

不動産投資ローンの年利です。金融機関や借入者の属性により異なります。

住宅ローン(自己居住用)と投資用ローンでは金利が異なります。投資用は一般的に1.5%〜3%程度です。

借入期間()初期値: 35年

ローンの返済期間です。期間が長いほど月々の返済額は減りますが、総支払額は増えます。

頭金割合(%)初期値: 10%

購入価格に対する自己資金の割合です。頭金が多いほどローン返済額は減ります。

投資用ローンでは10〜30%程度の頭金が求められることが一般的です。

3. 詳細設定

より精度の高いシミュレーションのための設定です。未入力の場合は一般的な値が自動設定されます。

空室率(%)初期値: 5%

年間を通じて空室となる期間の割合です。退去から次の入居までの期間を考慮します。

駅近・人気エリアなら3〜5%、郊外や築古なら10%以上を見込むことも。

築年数()初期値: 15年

現在の建物の築年数です。物件価値の減価計算に使用します。

管理費・修繕積立金(円/月)初期値: 自動計算

マンションの管理組合に支払う月額費用です。未入力の場合は広さから自動計算します。

実際の金額は物件により大きく異なります。物件資料で確認することをお勧めします。

固定資産税(円/年)初期値: 自動計算

毎年かかる税金です。未入力の場合は購入価格から概算します。

実際の税額は市区町村の評価額に基づきます。物件資料や売主への確認をお勧めします。

家賃下落率(%/年)初期値: 1%

年間の家賃下落率の想定です。築年数が増えるにつれて家賃は下落傾向にあります。

4. 結果の見方

シミュレーション結果に表示される各指標の意味を解説します。

表面利回り

年間家賃収入 ÷ 購入価格 × 100

物件の収益性を示す最も基本的な指標です。ただし、経費を考慮していないため、これだけで判断するのは危険です。

実質利回り

(年間家賃収入 - 年間経費) ÷ 購入価格 × 100

管理費、修繕積立金、固定資産税、空室損失を差し引いた実質的な利回りです。投資判断には表面利回りよりこちらが重要です。

年間キャッシュフロー

1年間で実際に手元に残る金額です。家賃収入からすべての経費とローン返済を引いた値です。プラスなら毎年お金が残り、マイナスなら持ち出しが発生します。

累計キャッシュフロー

5年・10年・15年時点での累計の手残り金額です。長期で見たときの収益性を確認できます。

売却損益

その時点で物件を売却した場合の損益です。売却価格からローン残債と頭金を引き、累計キャッシュフローを加えた値です。

プラスなら投資として利益が出ている状態、マイナスなら損失が出ている状態です。

年次詳細テーブル

「年次詳細」を開くと、15年分の詳細データを確認できます。年ごとの家賃収入、経費、ローン返済、キャッシュフロー、ローン残債、物件価値の推移を一覧で把握できます。

5. 活用のコツ

複数パターンを比較する

同じ物件でも、頭金の割合やローン金利を変えてシミュレーションしてみましょう。条件によってキャッシュフローは大きく変わります。

保守的に見積もる

空室率や家賃下落率は、楽観的すぎる想定は避けましょう。少し厳しめの条件でもプラスになる物件が理想的です。

出口戦略を考える

売却損益を確認し、何年保有すれば投資として成り立つかを把握しましょう。5年後、10年後の数字をしっかり確認してください。

専門家に相談する

シミュレーションはあくまで参考値です。実際の投資判断には、不動産会社、金融機関、税理士などの専門家にご相談ください。